〈京滋私大教連〉からの集会賛同メッセージ

■2.25「なんで有期雇用なん!?」the 3rd@京都精華大への連帯メッセージ
 本日の集会参加の皆さんご苦労様です。日本の雇用構造は90年代後半から劇的に変化し、膨大な構造的非正規雇用労働者群が形成され、2000年に小泉内閣が発足して以降、その動きは急速に拡大しました。現在の非正規労働者数は1700万人(2010年度)にのぼっており、その割合は全労働者の34%を占めるまでになっています。東日本大震災前後から雇用・失業情勢に改善の兆しはなく、非正規雇用労働者は増大する一途です。大学の職場でも、様々な名称の非正規雇用教職員の方々が数多く働いておられます。
 私たちは、そうした方々の雇用・労働条件のあり様を改めて考え、その処遇改善に向けた取り組みを一層進めていく必要があると考えます。非正規雇用労働者は、民間企業のみならず大学においても「基幹戦力」となっており、有期雇用労働者を雇用できなくなった場合、「事業が成り立たなくなる」とする企業は8割近くにもなっています。実際、非正規雇用労働者の4割が週35時間以上の就労状況にあり、正規労働者と遜色ない働き方をしているのが実情です。その一方、受け取る賃金は男性の非正規労働者の3割、女性の非正規労働者の5割以上が年収200万円以下という厳しい状況の下に置かれています。中堅の働き手が多い契約社員や派遣社員の中には、正社員として働きたいと考えている労働者も数多くおられる中で、非正規の正規化は急務の課題です。
 本日集会に参加されている皆さんをはじめ多くの労働者と連帯し、非正規をなくす運動を進めることができれば幸いです。ともに頑張りましょう!
2012年2月25日
京滋私大教連書記長 佐々江洋志

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