〈なにわユニオン〉からの賛同メッセージ


「なんで有期雇用なん!?」。
有期労働契約に対する根本的な問いかけですね。
嶋田ミカさんの勇気ある職場復帰を心から応援するとともに、争議現場において本集会を開催される当該労働者に敬意を表します。
そもそも、雇い主は、「非正規」労働者に対して、その雇用に期限を定めた理由を説明できるでしょうか。
有期雇用とは、使用者にとって何とも都合のよい制度です。
正社員と同じ仕事と責任を負わせても、賃金は少なくてすむ。
何かあった時に、有無を言わせず職場から排除できる。
労働者は、雇用不安があるので、強く物を言うことが出来ない。
こうした労働者の使い捨ては職場を荒廃させ、上司と部下、または同僚同士の人間関係を悪化させ、職場内でのいじめ・嫌がらせを蔓延させていくだけです。
昨今では、有期労働契約の期間もどんどん短くなっています。
職場では2~3ヶ月といった契約期間が常態化しています。
しかし、こんな短い契約でも、期間途中の解雇が横行しています。
日々の労働相談を受けながら、暗澹たる気持ちになってしまいます。
国会や厚生労働省では、有期労働契約法制の制定をはじめ、労働者派遣法やパート労働法の改正も議論されています。
私も、派遣法の抜本改正をめざして取り組んできました。
しかしながら、労働者の権利を確立する法改正が達成できず、運動をしっかり広げられずに、忸怩たる想いを抱えています。
皆さまの取り組みが、多くの労働者の支えとなることを願っています。
また、皆さまの力強い声を、大学だけでなく、あらゆる職場まで届けて下さい。
労働組合なにわユニオン・書記長
中村 研

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